ADL
ひとことでいうと
ADL
ADLは、Activities of Daily Living(アクティビティーズ・オブ・デイリー・リビング)の略で、日本語では「日常生活動作」や「日常生活活動」と訳されます。
食事をする、服を着替える、トイレを使用する、入浴する、ベッドや椅子へ移る、歩くといった、日常生活を送るために必要な基本的な動作・活動を指します。
医療・介護・リハビリの現場では、ご利用者様がどの動作を自分で行えるのか、どの程度の介助が必要なのかなどを把握する際に用いられる重要な考え方です。
ADLの状態を確認することで、その方に必要な介助やリハビリ、生活環境の調整などを検討する手がかりになります。
どのような場面で使う?
ADLは、病院や介護施設、在宅医療、訪問リハビリなど、さまざまな場面で生活機能を把握するために使われます。
単に「できる・できない」だけを見るのではなく、見守りが必要なのか、一部に介助が必要なのか、どのような環境なら自分で行えるのかなど、実際の生活状況を含めて確認することが重要です。
ADLを評価する代表的な方法には、Barthel Index(バーセルインデックス)やFIM(機能的自立度評価法)などがあります。
現場で知っておきたいポイント
ADLを見るときは、「能力としてできること」と「実際の生活で行っていること」が必ずしも同じではない点に注意が必要です。
例えば、リハビリでは歩けても普段は車椅子を使用している、時間をかければ着替えられるものの実生活では介助を受けている、といったことがあります。
そのため、その方の動作能力だけでなく、実際の生活環境や介助方法、疲労、安全性なども含めて考えることが大切です。
また、必要以上に介助すると本人が持っている能力を使う機会を減らしてしまうことがあります。**「何ができないか」だけでなく「何なら自分でできるか」**を見ることも、ADLを考えるうえで重要です。
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参考情報・参考文献
厚生労働省 e-ヘルスネット「ADL」
日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作について解説。
参照日:2026年9月6日
厚生労働省「日常生活動作(ADL)」関連資料
参照日:2026年9月6日
Mahoney FI, Barthel DW. Functional Evaluation: The Barthel Index. Maryland State Medical Journal. 1965;14:61–65.
