脳梗塞

(のうこうそく)とは?
Cerebral infarction
(セレブラル インファークション)
別名・関連する表現:虚血性脳卒中、脳血栓症、脳塞栓症、cerebral infarction、ischemic stroke

ひとことでいうと

脳の血管が詰まり、血流が途絶えることで脳の組織が傷つく病気です。

脳梗塞

(のうこうそく)の意味

脳梗塞とは、脳の血管が血栓などで詰まり、その先へ十分な血液と酸素が届かなくなることで、脳の組織が傷つく病気です。脳卒中の一つに分類されます。

症状は障害された脳の場所によって異なり、片側の手足の麻痺やしびれ、言葉が出にくい、相手の話を理解しにくい、ろれつが回らない、視野が欠けるなどがみられます。突然発症することが多いのが特徴です。

脳梗塞は、治療開始が早いほど選択できる治療が増える可能性があります。疑われる症状が突然現れた場合は、様子を見ずに救急要請を検討します。

突然の変化は時間を記録する

脳梗塞が疑われる場合は、症状が始まった時刻や、最後に普段どおりだった時刻が治療判断の重要な情報になります。発見者は可能な範囲で時刻を確認します。

一時的に症状が改善しても、一過性脳虚血発作などの可能性があります。治ったように見える場合でも、医療機関での評価が必要です。

発症後には、片麻痺、嚥下障害、高次脳機能障害などが残る場合があります。状態に応じて医療、看護、リハビリテーション、介護が連携して支援します。

現場で知っておきたいポイント

介護現場では、普段との違いを早く見つけることが重要です。急な症状を年齢や疲労のためと決めつけないようにします。

  • 顔の片側のゆがみや左右差を確認する
  • 両腕を上げてもらい、片側だけ下がらないか確認する
  • 言葉が出にくい、ろれつが回らないなどの変化を確認する
  • 症状を確認した時刻と最後に普段どおりだった時刻を記録する
  • 飲食や内服を自己判断で行わせず、救急対応につなげる

急な片麻痺、言語障害、意識の変化などがある場合は緊急性があります。施設や事業所の手順に従い、速やかに救急要請と連絡を行います。

関連する用語

参考情報・参考文献

日本神経学会「脳梗塞」
脳梗塞の仕組み、主な病型、症状、治療に関する専門情報
参照日:2026年9月23日

日本神経学会「脳卒中」
脳卒中の定義と脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の違いに関する情報
参照日:2026年9月23日

厚生労働省「脳卒中の治療と仕事の両立 お役立ちノート」
脳卒中の症状、治療後の生活と支援に関する公的資料
参照日:2026年9月23日

もくじ