起居動作

(ききょどうさ)とは?
Bed mobility
(ベッド モビリティ)
別名・関連する表現:起居移動動作、寝返り動作、起き上がり動作、ベッド上動作、bed mobility

ひとことでいうと

寝返りや起き上がりなど、寝た姿勢から座るまでの姿勢を変える基本動作です。

起居動作

(ききょどうさ)の意味

起居動作とは、寝返り、起き上がり、ベッド上での移動など、寝た姿勢から座るまでの間に行う基本的な動作の総称です。日常生活を始めるための土台となる動作です。

起居動作には、筋力や関節の動きだけでなく、バランス、感覚、痛み、認知機能、ベッドや手すりの環境などが関係します。一つの動作が難しい場合でも、原因は人によって異なります。

介護では、すべてを代わりに行うのではなく、本人が使える力と難しい部分を確認します。安全を確保しながら、必要な部分だけを支援することが自立支援につながります。

寝返りから端座位までを分けて考える

起き上がりは、寝返る、下肢をベッドの外へ出す、上半身を起こす、端座位で姿勢を整えるなど、複数の動きから成り立ちます。どこで止まるかを観察すると、必要な支援が分かりやすくなります。

手すりの位置、ベッドの高さ、マットレスの硬さ、周囲のスペースも動作に影響します。環境を整えるだけで、介助量が減る場合があります。

急に起き上がると、めまいや血圧低下が起こることがあります。体調を確認し、段階的に姿勢を変えます。

現場で知っておきたいポイント

介助を始める前に、本人がどこまでできるかを確認します。動作を急がせず、短い声かけで一つずつ進めます。

  • ベッド上の位置と周囲の障害物を確認する
  • 寝返り、下肢移動、上半身の起き上がりを分けて観察する
  • 腕や首だけを引っ張らず、体幹の動きを支える
  • 端座位になったら、めまい、顔色、ふらつきを確認する
  • できる部分は待ち、必要な部分だけを介助する

痛み、強い息切れ、めまい、意識の変化がある場合は動作を中止し、看護師や医師へ共有します。介助方法に迷う場合はリハビリテーション職へ相談します。

関連する用語

参考情報・参考文献

公益社団法人日本理学療法士協会「理学療法学 第48巻」
起き上がり動作と身体機能に関する理学療法分野の専門資料
参照日:2026年9月23日

世界保健機関「国際生活機能分類(ICF)」
姿勢の変換、移動、日常生活機能を捉えるための国際的な分類
参照日:2026年9月23日

Kaigo Skills「起居動作の介助でよくある困りごと3選と解決法」
起居動作を構成する動きと介助時の観察に関する実践情報
参照日:2026年9月23日

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