サルコペニア
ひとことでいうと
サルコペニア
サルコペニアは、筋肉量の減少に加えて、筋力や身体機能が低下した状態を指します。
加齢に伴って生じるものだけでなく、病気、低栄養、活動量の低下などが関係して起こる場合もあります。
筋力が低下すると、立ち上がる、歩く、階段を昇るといった動作が難しくなり、転倒や日常生活動作(ADL)の低下につながることがあります。
なお、単に「筋肉量が少ない」というだけでサルコペニアと判断するわけではありません。現在の診断・評価では、筋力、身体機能、筋肉量などを組み合わせて判断することが重要とされています。
フレイルとの違いは?
サルコペニアとフレイルは関連が深い言葉ですが、同じ意味ではありません。
サルコペニアは主に筋肉量・筋力・身体機能の低下に着目した状態です。
一方、フレイルは身体機能だけでなく、認知・心理面や社会参加なども含めて、心身の予備力が低下した状態を捉える、より広い概念です。
そのため、サルコペニアが身体的フレイルに関係することはありますが、「サルコペニア=フレイル」ではありません。
現場で知っておきたいポイント
介護・リハビリの現場では、体格や見た目だけで「筋肉が減った」と判断するのではなく、実際の動作や筋力の変化にも注目することが大切です。
例えば、以前より立ち上がりに時間がかかる、歩く速度が遅くなった、外出する機会が減ったといった変化は、身体機能低下に気づくきっかけになります。
また、「筋力が落ちたから運動だけすればよい」と考えるのではなく、食事量や栄養状態、病気、活動量なども含めて考える必要があります。
運動と栄養の両面から、その方の状態に合わせて支援することが重要です。
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参考情報・参考文献
Chen LK, et al. Asian Working Group for Sarcopenia: 2019 Consensus Update on Sarcopenia Diagnosis and Treatment.
Journal of the American Medical Directors Association. 2020;21(3):300–307.e2.
厚生労働省 e-ヘルスネット「サルコペニア」関連情報
参照日:2026年9月6日
