脱水
(だっすい)とは?
Dehydration
(デハイドレーション)
別名・関連する表現:脱水症、脱水状態、dehydration
ひとことでいうと
脱水とは、体から失われる水分が補給される水分を上回るなどして、体内の水分が不足した状態のことです。
脱水
(だっすい)の意味
脱水とは、体内の水分量が正常より少なくなった状態です。
私たちの体では、汗や尿、呼吸などによって日常的に水分が失われています。水分を十分に補給できなかったり、発熱・発汗・下痢・嘔吐などによって多くの水分を失ったりすると、体内の水分バランスが崩れて脱水につながります。
脱水になると、口や皮膚の乾燥、尿量の減少、血圧低下、脈拍の増加などがみられることがあります。状態が進むと全身に影響を及ぼすため、早めに変化に気づくことが大切です。
高齢者はなぜ注意が必要?
高齢者では、水分を摂る量が少なくなっていたり、発熱・下痢・嘔吐などによって水分を失っていたりすると、脱水のリスクが高まります。
また、脱水によって循環する血液量が減ると、立ち上がった際に血圧を維持しにくくなり、起立性低血圧によるめまいやふらつきにつながる場合もあります。
「暑い日だけ注意すればよい」と考えず、食事量や水分摂取量、排泄、発熱なども含めて普段の状態との違いを見ることが大切です。
現場で知っておきたいポイント
介護現場では、「喉が渇いたかどうか」だけで判断せず、普段との違いを観察することが重要です。
水分や食事の摂取量、尿量、口の中の乾燥、元気がない、反応が鈍い、ふらつくなど、複数の変化を確認しましょう。
特に、急に元気がなくなったり、意識状態に変化がみられたりする場合には、自己判断で様子を見るのではなく、看護師や医師などへ相談することが大切です。
なお、心臓や腎臓の病気などによって水分摂取量に制限がある方もいるため、「脱水が心配だから」と自己判断で水分摂取量を増やさないことにも注意が必要です。Kaigo Skillsの起立性低血圧の記事でも、この点を注意事項として扱っています。
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参考情報・参考文献
一般社団法人 日本救急医学会「医学用語解説集|脱水」
参照日:2026年9月6日
日本救急医学会「脱水」
