- 食事量の低下が何日続いているか
- 体重減少や衣服のゆるみがないか
- むせ、口の痛み、義歯の不具合がないか
- 発熱、便秘、吐き気、痛みなどがないか
- 水分もとれていない状態ではないか
食欲不振
ひとことでいうと
食欲不振
食欲不振とは、空腹感や「食べたい」という気持ちが弱くなり、普段より食事が進まない状態を指します。病名ではなく、体調や生活環境の変化によって現れる症状の一つです。
高齢者では、発熱や便秘、痛み、口腔内の問題、嚥下機能の低下、薬の影響、気分の落ち込み、孤食など、複数の要因が重なることがあります。本人の好みだけの問題と決めつけず、いつから、どの程度食べられなくなったかを確認することが大切です。
食事量の低下が続くと、低栄養や脱水、筋力低下につながる可能性があります。急に食べられなくなった場合や、発熱、嘔吐、強いだるさ、意識の変化などを伴う場合は、早めに医療職へ相談します。
食欲不振と低栄養は同じ意味?
食欲不振は「食べたい気持ちが低下している症状」、低栄養は「必要なエネルギーや栄養素が不足している状態」を指し、同じ意味ではありません。
食欲不振が続くと食事量が減り、低栄養につながることがあります。一方、食欲があるように見えても、食事内容の偏りや病気によって低栄養になる場合があります。
食欲だけで判断せず、体重、食事量、水分量、活動量などの変化をあわせて確認することが重要です。
現場で知っておきたいポイント
現場では、完食できたかだけでなく、普段と比べた変化を観察します。本人が食べない理由を言葉にできない場合もあるため、表情や姿勢、口腔内の状態なども確認します。
食べることを強く促すだけでは、かえって負担になる場合があります。気づいた変化を記録し、医師、看護師、管理栄養士、歯科専門職などへ共有しましょう。
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参考情報・参考文献
厚生労働省「高齢者の低栄養予防」
e-ヘルスネット、2024年11月29日更新
参照日:2026年9月22日
厚生労働省「栄養改善マニュアル(改訂版)」
高齢者の栄養状態の把握と栄養改善に関する資料
参照日:2026年9月22日
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
健康の保持・増進に必要なエネルギーおよび栄養素に関する基準
参照日:2026年9月22日
