- 話す速さ、声量、明瞭さが普段と違わないか
- 一度に長く話させず、休息を取れているか
- むせや湿った声など嚥下障害の兆候がないか
- 本人の意思を推測だけで決めていないか
構音障害
ひとことでいうと
構音障害
構音障害とは、唇、舌、あご、喉など発音に関わる器官を適切に動かしにくく、話し言葉が不明瞭になる状態です。脳卒中、パーキンソン病、神経・筋疾患、口腔や喉の病気など、さまざまな原因で起こります。
声が小さい、かすれる、鼻に抜ける、話す速さやリズムが不自然、ろれつが回らないなどの形で現れます。疲労や緊張によって聞き取りにくさが増す場合があり、日や時間帯で変化することもあります。
構音障害では、何を伝えたいかという言語内容や相手の言葉を理解する力が保たれていることがあります。言葉そのものを扱う機能が障害される失語症とは異なりますが、両方を併せ持つ人もいるため、見た目だけで判断しません。
聞き取りにくいときは、分かったふりをせず、静かな環境で顔を見て、短い内容ごとに確認します。急かさず、必要に応じて指さし、文字盤、コミュニケーション機器など本人が使いやすい方法を選びます。
発音に関わる筋肉の問題は、咀嚼や嚥下の障害と同時に現れることがあります。食事中のむせ、湿った声、体重減少などがあれば、言語聴覚士や看護師、医師に相談します。構音障害が突然起きた場合は脳卒中の可能性があり緊急対応が必要です。
失語症との違い
構音障害は主に「音を作る運動」の問題、失語症は主に「言葉を理解・表現する機能」の問題です。どちらも会話が難しく見えますが、必要な支援は異なります。
本人がどの方法なら伝えやすいかを確認し、言語聴覚士の評価に基づいて支援方法を統一します。
現場で知っておきたいポイント
会話やケアでは次を確認します。
突然ろれつが回らなくなった場合は、顔や手足の麻痺も確認し、救急対応につなげます。
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参考情報・参考文献
厚生労働省「言語聴覚士国家試験の施行」
発声発語・嚥下障害学に構音障害が含まれることを確認。
参照日:2026年9月23日
日本歯科医師会「8020日歯TV 高齢者の発音の障害」
高齢者の発音障害と実践的な支援情報を参照。
参照日:2026年9月23日
