- 顔のゆがみ、片腕の脱力、言葉の異常を確認する
- 症状が始まった時刻、最後に普段どおりだった時刻を記録する
- 脳卒中を疑う場合は飲食させず救急要請する
- 生活期は麻痺側の位置と安全を確認し、無理に引っ張らない
- 服薬中断や血圧変化、再発を疑う症状を医療職へ共有する
脳卒中
ひとことでいうと
脳卒中
脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりして、脳の組織が障害される病気の総称です。血管が詰まる脳梗塞と、血管が破れる脳出血・くも膜下出血に大きく分けられます。
症状は突然起こることが多く、片側の顔や手足の麻痺、ろれつが回らない、言葉が出ない、見え方の異常、激しい頭痛、意識障害などがみられます。発症から治療までの時間が予後に影響するため、疑う場合は迅速な救急要請が必要です。
後遺症には片麻痺、感覚障害、失語症、構音障害、嚥下障害、高次脳機能障害などがあります。同じ脳卒中でも障害部位や重症度により症状は大きく異なります。
急性期治療後は、再発予防とリハビリテーション、生活環境の調整が重要です。血圧管理、服薬、食事、運動などを医療職の指示に沿って継続し、本人の能力を活かした介助を行います。
脳卒中を疑う突然の変化
代表的な確認方法として、顔のゆがみ、腕の麻痺、言葉の異常に注目する考え方があります。症状が一度消えても一過性脳虚血発作の可能性があり、放置せず医療機関へ相談します。
生活期では、麻痺だけでなく注意障害、疲れやすさ、感情の変化など外から分かりにくい症状が生活を妨げることがあります。できない理由を意欲不足と決めつけず、評価に基づいて環境や手順を調整します。
介助量は回復や体調により変化します。過剰介助を避けつつ、転倒や誤嚥の危険がある場面では必要な見守りと介助を行います。
現場で知っておきたいポイント
突然の変化を見逃さず、発症時刻と症状を正確に伝えることが重要です。
本人の言葉が分かりにくくても、理解力まで低下しているとは限りません。返答を待ち、短く分かりやすい方法で意思を確認します。
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参考情報・参考文献
日本脳卒中学会「脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2025〕」
脳卒中の分類、急性期治療、再発予防の考え方を確認しました。
参照日:2026年9月24日
日本脳卒中学会「脳卒中急性期リハビリテーションの指針」
急性期からの評価とリハビリテーションに関する注意点を確認しました。
参照日:2026年9月24日
