アルツハイマー型認知症
(あるつはいまーがたにんちしょう)とは?
Alzheimer's disease dementia
(アルツハイマーズ・ディジーズ・ディメンシア)
【略:AD】
別名・関連する表現:アルツハイマー病、アルツハイマー、Alzheimer's disease、AD
ひとことでいうと
アルツハイマー型認知症とは、脳の神経細胞が徐々に障害されることで、もの忘れをはじめとした認知機能の低下が進み、日常生活に支障が現れる認知症です。
アルツハイマー型認知症
(あるつはいまーがたにんちしょう)の意味
アルツハイマー型認知症は、アルツハイマー病によって認知機能が低下し、日常生活に支障が生じた状態です。
初期には、新しく経験したことを覚えにくくなる「記憶障害」がみられることが多く、同じことを何度も尋ねる、物を置いた場所を忘れるといった変化が現れることがあります。
進行すると、日時や場所が分かりにくくなる見当識障害のほか、判断力や理解力などさまざまな認知機能に影響が及ぶことがあります。
症状の現れ方や進行の速さには個人差があります。
なぜ起こる?
アルツハイマー病では、脳にアミロイドβと呼ばれるタンパク質がたまったり、リン酸化タウというタンパク質による神経原線維変化が生じたりします。
こうした変化によって神経細胞が障害され、脳の萎縮などが進んでいくと考えられています。
ただし、単なるもの忘れだけでアルツハイマー型認知症と判断することはできません。認知機能の低下にはさまざまな原因があるため、適切な診断が必要です。
現場で知っておきたいポイント
アルツハイマー型認知症のある方への対応では、「覚えていないこと」を繰り返し指摘するのではなく、本人が安心して生活できる環境を整えることが大切です。
もの忘れだけでなく、日時や場所が分からなくなる、今までできていたことが難しくなる、行動や心理面に変化がみられるなど、普段との違いにも目を向けましょう。
また、急激に様子が変化した場合は、認知症の進行だけでなく、せん妄や体調不良など別の原因も考える必要があります。
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参考情報・参考文献
① 日本神経学会監修「認知症疾患診療ガイドライン2026」
発行:医学書院
発行:2026年5月
参照日:2026年9月6日
② 厚生労働省「アルツハイマー病の新しい治療薬について」
「(1)アルツハイマー病とは」
参照日:2026年9月6日
厚生労働省「アルツハイマー病の新しい治療薬について」
