中国新聞社(広島市)は10月1日、リハビリ型デイサービス「中國新聞レコードブック広島住吉町」の運営を開始した。株式会社レコードブックとフランチャイズ契約を結び、既存店舗の事業を譲り受けたものだ。新聞発行や地域の情報発信を担う企業が、高齢者の機能訓練や介護予防を支えるサービスへ事業を広げる。
同社は3店舗分のフランチャイズ契約を締結しており、広島でレコードブックの展開を進める方針を示している。
■ 第1号店は既存のデイサービスを事業譲受
第1号店となる広島住吉町店は、インターネットインフィニティーの連結子会社であるフルケアが運営していた店舗だ。中国新聞社が10月1日付で事業を譲り受け、自社の第1号店として運営する。
今回の参入は、既存のデイサービスの運営を引き継ぐ形となる。フランチャイズ本部となるレコードブックも、インターネットインフィニティーの連結子会社だ。
中国新聞社の公式発表では、3店舗分の契約を結んだことが明らかにされている。ただし、3店舗すべてが同時に営業を開始したという発表ではなく、まず広島住吉町店の運営から始めている。
■ 主に要支援・軽度要介護の人に運動プログラムを提供
レコードブックは、主に介護保険の要支援や軽度要介護の利用者を対象とする短時間のリハビリ型デイサービスだ。健康寿命の延伸を目標に、機能訓練のための運動を提供する。
公式のプログラム紹介では、全身を動かすエクササイズ、前後左右に足を運ぶスクエアステップ、チューブを使った運動などを案内している。身体を動かすだけでなく、脳を使う活動や社会参加も重視している。
中国新聞社は、こうした取り組みを通じて健康寿命の延伸を目指すレコードブックの方針に賛同し、フランチャイズ契約を結んだとしている。健康寿命の延伸は事業が掲げる目標であり、今回の運営開始によって効果が確認されたという意味ではない。
■ 広島住吉町店は定員18人、平日の午前・午後に営業
公式店舗ページによると、広島住吉町店は広島市中区住吉町のMTビル1階にある。広島電鉄宇品線の鷹野橋駅から徒歩7分で、定員は1回18人。平日の午前と午後にサービスを提供している。
人員配置として、施設長、運動指導員、生活相談員、看護師を掲載。施設内には休憩スペースや運動機器、スクエアステップの設備を備える。
見学の申込みや送迎範囲の確認は、中國新聞レコードブック広島住吉町の公式店舗ページから行える。送迎エリアの詳細は、店舗への問い合わせが必要だ。
■ 地域の情報発信から、健康を支える事業へ
中国新聞社は、地域の未来をともにつくる企業グループへ進化することをビジョンに掲げている。今回の介護事業参入も、その方向性に沿った取り組みだ。
レコードブックの運動・社会参加を重視するサービスを広島で展開し、地域の高齢者の暮らしを支える事業へ活動範囲を広げる。今後は、契約した残る店舗の展開などが注目される。
