介護保険給付費が過去最大11兆1826億円|介護認定者は721万人に増加

2026.08.27

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介護職員と高齢女性が明るい室内で介護関係の書類を確認する様子。2024年度の介護保険給付費は過去最大の11兆1826億円となった。

厚生労働省が8月27日に公表した2024年度の「介護保険事業状況報告」によると、利用者負担を除いた介護保険の給付費は11兆1826億円となり、過去最大を更新した。前年度から3564億円、率にして3.3%増加した。

利用者負担を含む介護サービスの費用額は12兆952億円。前年度の11兆7186億円から3766億円増え、初めて12兆円を上回った。

2025年3月末時点の要介護・要支援認定者数は721万人で、前年同月から12万人増加した。認定者の内訳は、要介護1が20.7%と最も多く、要介護2が16.8%、要支援1が14.7%、要支援2が14.3%と続いた。

一方、65歳以上の第1号被保険者数は3584万人で、前年同月から5万人減少した。第1号被保険者に占める認定者の割合は19.7%となり、前年度から0.3ポイント上昇している。

1カ月当たりのサービス受給者数は平均620万人で、前年度から12万人、1.9%増加した。内訳は居宅サービスが432万人、地域密着型サービスが92万人、施設サービスが96万人だった。複数のサービス区分を利用している場合は、それぞれに計上されている。

介護保険制度が始まった2000年度の給付費は3兆2427億円だった。2024年度は約3.4倍の規模となり、認定者数も制度開始当初の256万人から721万人まで増えている。

今回の年報では、65歳以上の被保険者数が減少する一方で、要介護・要支援認定者数やサービス受給者数、給付費はいずれも増加した。介護を必要とする人へのサービス提供を維持しながら、増え続ける費用をどのように支えるかが引き続き課題となる。

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