厚労省、薬物乱用防止サイト公開|漫画・クイズと若年層の意識調査

2026.10.14
漫画やクイズをイメージしたノートパソコンと冊子を明るい机に配置し、「厚労省」「薬物乱用防止 特設サイト公開」「漫画・クイズで学ぶ」と表示した画像。

厚生労働省は10月13日、薬物乱用防止の特設サイト「一瞬の判断。」を公開した。大麻などの薬物のリスクを学ぶ漫画やクイズに加え、誘われた際の対処法や相談に関する案内を掲載している。

併せて、18~29歳の男女500人を対象とした意識調査の結果も公表した。大麻に依存性があると考える回答者は70.0%だった一方、誘いを断ることや、身近な人の使用を止めることに自信を持てない回答もみられた。

■ 判断によって結末が変わる漫画を掲載

特設サイト「一瞬の判断。」では、読者の選択によって物語の結末が変わる「マルチエンディング漫画」を掲載している。

仕事のプレッシャーを感じて気分転換を探す場面や、友人との関わりを通じて大麻の情報に接する場面などを設定し、自分ならどのように判断するかを考える構成だ。

薬物に関する知識を確認する○×クイズも用意した。危険性を説明するだけでなく、日常の会話やSNSで誘いに接したときの選択を考えられるようにしている。

■ 誘いを断る方法と、距離を取る方法を紹介

サイトの「薬物と距離を取るために」では、親しい人から使用を勧められても意思を明確に伝えることや、断りづらい場合にはその場を離れる方法を紹介している。

SNSやチャットで勧誘された場合については、返信せず、相手との連絡を断ってブロックする対応を示している。

また、薬物についての悩みや疑問を一人で抱え込まないよう呼びかけ、相談先は警察だけではなく、都道府県の相談窓口から支援団体や医療機関の案内を受けられることも説明している。

■ 意識調査は18~29歳の500人が対象

公表された意識調査は、全国の18~29歳の男女500人を対象に、2026年8月28~31日にインターネットで実施した。サイト公開日とは異なる時期に行われた調査である。

大麻を勧められた場合に断れる自信があるかという質問では、「絶対に断れる」が65.4%、「多分断れる」が25.6%だった。一方、「多分断れない」は4.8%、「断る自信がない」は4.2%だった。

断ることに自信を持てない理由の自由回答には、知り合いから強く頼まれると断りづらいことや、人間関係への影響を心配する内容が含まれていた。

友人・家族・恋人など身近な人が大麻を使用していた場合については、「止める」が77.0%、「止めたいが行動を起こせる自信はない」が17.2%だった。

これらは回答者の認識や想定場面への回答であり、実際に誘いを断った割合や、使用を止めさせた実績を示すものではない。また、500人のインターネット調査の結果を、そのまま若年層全体の割合として扱うこともできない。

■ 大麻事犯の検挙人員は2025年に7,120人

厚労省の発表によると、2025年の大麻事犯の検挙人員は7,120人で過去最多となり、30歳未満が7割以上を占めた。

この数値は、同年に大麻事犯で検挙された人数である。大麻を使用した人全体の人数や、今回の意識調査の回答者数とは異なる。

厚労省は若年層への啓発を進めるため、今回の調査で薬物の影響に関する認識や、関心を引く情報の内容などを確認した。調査結果を踏まえ、今後も薬物乱用防止に向けた広報啓発を推進する方針だ。

\\ このニュースをシェアする //
Facebook
X
Threads

関連ニュース

介護・福祉・医療の求人
介護・福祉・医療の求人を探す

職種や勤務地から、

あなたに合った職場を

探せます。

もくじ