- 歩幅が小さくなっていないか
- 方向転換や狭い場所で足が止まらないか
- 立ち上がり時のふらつきや血圧低下がないか
- むせ、声の小ささ、食事時間の延長がないか
- 幻視や眠気など生活上の変化がないか
パーキンソン病
ひとことでいうと
パーキンソン病
パーキンソン病とは、脳の黒質にあるドパミン神経細胞が減少することで、体の動きを調整しにくくなる進行性の神経変性疾患です。主に中高年以降でみられますが、若い年代で発症することもあります。
代表的な運動症状には、動作が遅く小さくなる運動緩慢、安静時のふるえ、筋肉のこわばり、姿勢を保ちにくくなることなどがあります。症状の組み合わせや強さは人によって異なり、すべての人にふるえが現れるわけではありません。
便秘、嗅覚低下、睡眠障害、気分の落ち込み、自律神経症状など、動き以外の症状がみられることもあります。診断や治療は神経内科・脳神経内科などで行い、薬物療法とリハビリテーション、生活支援を組み合わせます。
パーキンソン病とパーキンソン症候群の違い
パーキンソニズムとは、運動緩慢、筋強剛、ふるえなど、パーキンソン病に似た症状の組み合わせを指します。パーキンソン病は、パーキンソニズムを起こす病気の一つです。
薬剤、脳血管障害、正常圧水頭症、ほかの神経変性疾患などでも似た症状が現れることがあります。原因によって治療や経過が異なるため、症状だけで自己判断することはできません。
薬の効き方や症状の日内変動も重要な情報です。介護職やご家族が気づいた変化は、服薬時刻とあわせて医療職へ伝えます。
現場で知っておきたいポイント
現場では、動き始めに時間がかかることを理解し、急かさずに本人の準備を待ちます。服薬の効果が弱くなる時間帯には、動作や歩行が不安定になる場合があります。
薬を自己判断で中止・変更すると症状が悪化することがあります。転倒や嚥下の変化がみられた場合は、主治医やリハビリテーション職へ共有します。
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参考情報・参考文献
難病情報センター「パーキンソン病(指定難病6)」
病気の概要、症状、診断・治療に関する公的情報
参照日:2026年9月22日
日本神経学会「パーキンソン病診療ガイドライン2018」
パーキンソン病の診断と治療に関する診療ガイドライン
参照日:2026年9月22日
難病情報センター「パーキンソン症候群」
パーキンソン病以外の原因によるパーキンソニズムの解説
参照日:2026年9月22日
