飯塚市、デイサービスの指定効力を6か月全部停止|個別機能訓練計画の未作成などを指摘

2026.11.06
計画書と確認用の筆記具を描いた落ち着いたイラスト。通所介護の行政処分と個別機能訓練計画の作成・交付の不備を伝える。実際の事業所は描いていない。

福岡県飯塚市は、合同会社縁恵社が運営する「デイサービスセンターおに福」の地域密着型通所介護と第一号通所事業について、指定の全部効力を6か月停止する行政処分を公表した。市の公表ページは11月5日更新で、処分日は10月21日、停止開始日は11月1日である。指定取消ではなく、期間を定めた全部効力停止である。

■計画を作成せず加算を請求

市の公表内容によると、2025年5月の運営指導で、個別機能訓練計画を作成しないまま個別機能訓練加算を算定していたことが確認された。市は計画の必要性を伝え、管理者も認識したが、2026年6月の運営指導でも、必要な計画を作成せずに算定していたとしている。

■作成した計画の未交付も指摘

市は、作成した計画についても、利用者から不要との意向があったことを理由に交付せず、算定要件を満たさない状態で請求・受領したと説明した。介護支援専門員へ計画を交付しないまま加算を算定していた点も、処分理由に挙げている。

■加算の提供内容と手続きの両方が焦点

今回の処分は、個別機能訓練計画の作成や交付という、加算算定の根拠となる手続きの不備を市が指摘した事案である。第一号通所事業については、一体的にサービスを提供する地域密着型通所介護で不正請求を行ったことを、法令違反の理由としている。

市の公表内容では、返還額や利用者の移行状況は明らかにされていない。

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