介護現場のカスハラ対策を学ぶ|無料シンポの動画配信が開始

2026.11.05
動画セミナーを映すパソコンとヘッドホン、ノートのイラスト。介護現場のカスハラ対策、無料シンポを動画配信。

介護労働安定センターは、第30回介護労働シンポジウムの動画を2026年11月2日から配信している。テーマは介護現場のカスタマーハラスメント対策で、視聴は無料。事前に申し込むと、2027年3月26日午後4時まで視聴できる。

■個人の対応だけでなく、職場として考える機会に

今回のシンポジウムは「働きやすく、働きがいのある職場をめざして」を副題に掲げる。利用者や家族との関係の中で起きるハラスメントにどう向き合い、介護従事者を守るかを学ぶ内容である。制度の解説だけでなく、施設や訪問介護、看護、法律の立場を交えた議論を視聴できる点が特徴だ。

主催者の案内チラシによると、基調講演は約70分。株式会社安全な介護代表取締役の山田滋氏が、ハラスメントから介護従事者を守る対応をテーマに講演する。

■施設・訪問介護・看護・法律の視点を共有

約60分のパネルディスカッションでは、特別養護老人ホーム潤生園の井口健一郎施設長が進行役を務める。関西医科大学看護学部長の三木明子氏、日本ホームヘルパー協会副会長の黒澤加代子氏、弁護士の海野宏行氏が登壇する。

立場の異なる専門家が同じ課題を扱う構成であり、自分の職種だけでは気づきにくい視点を知る機会となる。事業所内で視聴後に内容を共有すれば、自施設の対応方針や職員が相談しやすい体制を話し合うきっかけにもできる。

■無料の申込み制、配信は来年3月26日まで

主催者の案内ページから申込み先へ進める。対象は介護に携わる人や関心のある人で、申込者に配信用URLが案内される。会場参加や日時を合わせるライブ配信ではなく、期間中に視聴する動画配信である。

公式の講習会情報に記載された配信期間は、2026年11月2日午前10時から2027年3月26日午後4時まで。研修の受講によって事業所の対策が完了するものではないが、職員と管理者が共通のテーマで考えるための学習機会として活用できる。

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