エレコムなど4社が開発した、介護・福祉施設向けのゲームサービス「ぷよぷよトレーナー」が、10月1日から正式に提供された。エレコムが10月2日に発表した。パソコンやタブレットのブラウザーで利用でき、一人で遊ぶほか、二人で対戦したり、時間に追われず問題に取り組んだりできる。
開発を進めてきたのは、エレコム、エンタケア研究所、GLOE、松竹ブロードキャスティングの4社による製作委員会。介護・福祉の現場への聞き取りで挙がった、レクリエーションのマンネリ化や参加意欲の個人差、準備・進行にかかる手間を踏まえて設計したという。開発は今年2月に発表されており、今回は正式な提供開始のニュースとなる。
■一人用、対戦、ドリルから選べる
遊び方は3種類。一人用は自分のペースで進められ、難易度を5段階から選べる。二人用ではプレイヤーごとに難易度を設定できるため、ゲーム経験が異なる人同士でも対戦しやすい。「ぷよぷよドリル」は、時間に追われず問題に取り組めるモードだ。
文字の大きさや色の区別、画面に表示する情報量、過度な点滅や演出にも配慮した。操作手順を確認できるチュートリアルがあり、利用者登録をせずにゲストとして遊ぶこともできる。登録して遊んだ場合は、利用者ごとのプレイ記録やスコアが自動保存され、CSV形式で出力できる。
■導入に必要なものと料金
利用にはパソコンまたはタブレットとインターネット接続が必要。キーボード、マウス、対応するゲームコントローラーで操作でき、専用ゲーム機やソフトのインストールは不要だ。
施設利用プランは税込み月額3,300円、または年額33,000円で、利用者の登録は100人まで。通所介護や特別養護老人ホーム、介護老人保健施設のほか、障害福祉施設などでの利用を想定している。現時点で個人向けの販売は行っていない。料金や導入条件の詳細は、公式サイトから確認できる。
■「脳トレ」の効果は保証していない
午前の自由時間に一人で遊ぶ、午後のレクで対戦する、施設内の催しに取り入れるなど、使い方を選べる点が特徴だ。一方、エレコムは、認知機能の維持・向上やフレイル予防の効果を保証するものではないと明記している。ゲームの成績を健康状態の判定に結び付けるのではなく、本人の希望や体調に合わせて楽しむレクリエーションとして考えたい。
なお、このサービスはセガの教材や一部の画像素材などの許諾を受けて製作されているが、セガの公式作品ではない。
