千葉県内の介護施設で入居者の女性に暴行を加えたとして、千葉県警は介護職員の男を逮捕した。
逮捕されたのは、船橋市に住む47歳の介護職員。県警の発表などによると、男は市川市内の介護施設で、74歳の女性入居者の顎をつかむ暴行を加えた疑いが持たれている。
事件があったとされるのは8月15日。市川署が今月、暴行の疑いで男を逮捕した。女性のけがの有無や事件の詳しい経緯については、警察発表では明らかにされていない。
高齢者虐待防止法では、介護施設の職員による暴行など、高齢者の身体に外傷が生じる、または生じるおそれのある行為は「身体的虐待」に当たる可能性がある。
介護施設の従事者などが、職員による虐待を受けたと思われる高齢者を発見した場合、市町村への速やかな通報が求められる。施設内だけで問題を処理せず、行政への報告や事実確認につなげることが重要となる。
また、利用者への不適切な対応を防ぐには、職員個人の注意だけでなく、管理者への報告経路を明確にすることや、職員同士が異変を指摘できる環境、虐待防止研修、勤務状況の把握など、組織としての取り組みが欠かせない。
今回の事件は容疑段階であり、逮捕された男による暴行が確定したわけではない。警察が詳しい経緯を調べている。
