東京都は2026年10月23日、11月の「福祉人材集中PR月間」に合わせた取組を発表した。福祉関係団体などと連携し、現場で働く職員の声、SNSでの発信、対面イベントを通じて、福祉の仕事への理解を広げる。
都は、生産年齢人口の減少や他業種の求人動向を背景に、福祉人材の確保が難しくなっていると説明している。PR月間は一昨年度から続く取組で、仕事への理解と社会的評価を高め、人材の確保・定着につなげることを目指す。
■ 11月1日、渋谷で車椅子体験や介護トーク
対面イベントは11月1日(日)午前10時30分から午後4時まで、渋谷マークシティEASTMALL1階のマークイベントスクエアで開く。出入りは自由で、誰でも参加できる。
会場では車椅子体験、高齢者疑似体験、現場職員のメッセージをまとめたパネル展示などを行う。お笑い芸人「恵璃(えり)」による介護トークは午前11時15分と午後3時からの2回。メンバーの内田うっちーさんは介護福祉士としても働いており、介護現場の視点を交えた発信を予定している。
■ SNSがなくても応募できるキャンペーン
「#なにゆえ私が福祉職」の投稿キャンペーンでは、福祉の仕事についた理由やきっかけを募る。特設サイトの画像ジェネレーターに名前やきっかけなどを入力し、作成した画像を指定のハッシュタグとともにXまたはInstagramへ投稿して応募する。写真のアップロードは任意で、ニックネームも利用できる。
SNSアカウントがない場合は、画像作成後に必要事項を入力し、特設サイトへの掲載に同意する方法でも応募できる。11月1日から30日までの応募者から抽選で、就労継続支援B型事業所が製作した「あづま袋」を贈る。
■ キャリア情報も充実、就職検討の入口に
都は特設サイトのデザインを更新し、福祉職のキャリアパスに関する情報も充実させるとしている。仕事を選んだ理由を紹介するインタビューと合わせ、福祉分野に関心のある人が働き方を考える際の情報となる。
現場職員が経験を伝える機会と、これから福祉に触れる人が仕事を知る機会を設ける取組である。人材確保の成果を示した発表ではなく、理解促進を通じた確保・定着を目指すPR事業として実施される。
