東京都は2026年10月27日、アルコール関連問題啓発週間に合わせ、飲酒に関する悩みを抱える本人や家族向けの特別相談会を開催すると発表した。11月10日から16日のうち6日間、都内の会場で実施し、オンライン相談にも対応する。最終日には新宿で啓発イベントも予定している。
■ 飲酒の問題を、本人だけで抱え込まない
アルコール関連問題啓発週間は、毎年11月10日から16日までである。厚生労働省の案内によると、アルコール健康障害対策基本法に基づき、問題への関心と理解を広げるために設けられている。東京だけの行事ではなく、各地域が相談や理解促進の機会を知らせる全国的な取組である。
飲酒に伴う問題は、本人の健康だけでなく、家族関係や就労、日常生活にも関わる。都は、依存症を意志の弱さによるものと捉えず、早期の相談と適切な支援につなぐことを重視している。介護・福祉の現場にとっても、本人に加えて家族が相談できる入口を知る機会になる。
■ 特別相談会は6日間、オンラインにも対応
特別相談会は、11月10日に浜松町、11・14日に虎ノ門、12・15日に八王子、16日に新宿駅西口広場で開催予定である。精神保健福祉センター、専門医療機関、民間団体の相談員が、飲酒量の増加への不安や家族の飲酒問題、治療・回復支援に関する相談などに対応する。
対象はアルコールに関する悩みを抱える本人や家族等であり、家族側の困りごとも相談の対象になる。開催時間は日程によって異なる。相談には事前申込みが必要である。オンラインを含む相談方法や申込み先の詳細は、冒頭にリンクした東京都の発表から確認したい。
■ 啓発イベントと、地域の相談窓口を確認
11月16日の啓発イベントは、新宿駅西口広場イベントコーナーで11時から17時30分まで開催予定である。トークセッションのほか、飲酒に関する体験コーナーやパネル展示を通じ、問題への理解と相談につながる機会を設ける。
東京都外でも、精神保健福祉センターなどに相談窓口がある。厚生労働省の前掲ページでは、本人の相談に加え、依存症の家族相談などを行うセンターを案内している。対応内容は地域によって異なるため、利用者や家族へ案内する際は、所在地の窓口と相談方法を確認したい。今回の相談会は、東京で支援につながる具体的な機会として位置付けられる。
