愛知・名古屋アジアパラが閉幕、日本は金64個|競技を支える用具とルールにも注目

2026.10.25
愛知・名古屋アジアパラ閉幕と日本の金メダル64個を伝える、ボッチャの赤・青・白のボールを配したイメージ図

愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会が10月24日に閉幕した。国際パラリンピック委員会(IPC)の同日発表によると、日本は金メダル64個を獲得した。競技結果に加え、障害のある選手が力を発揮するための用具やルールにも目を向けたい。

■45の委員会が参加し、18競技で競った

大会は10月18日から24日まで開催された。IPCによると、45の国内パラリンピック委員会(NPC)が参加し、18競技が行われた。選手と役員を合わせた参加者は約4,000人である。この人数は選手だけの数ではない。

金メダル数は中国が207個で最も多く、日本の64個、ウズベキスタンの45個が続いた。閉会式は名古屋市の瑞穂公園陸上競技場で行われ、アジアパラリンピック委員会の旗が2030年大会の開催地ドーハへ引き継がれた。

■ボッチャでは、選手の指示に沿って用具を調整

大会には、ボッチャやゴールボール、車いすバスケットボールなどが含まれる。IPCの閉幕記事では、日本のボッチャ選手が会場の応援を振り返る声も紹介された。障害福祉に関わる読者にとって、競技を知ることは、身体の動かし方や情報の受け取り方に応じた工夫を見る機会でもある。

日本パラリンピック委員会(JPC)の解説によると、ボッチャは白い目標球に赤・青のボールをどれだけ近づけるかを競う。比較的重度の障害のある選手が出場し、障害の種類や程度に応じたクラスに分かれる。

手で投げることが難しい選手は、足で蹴ったり、滑り台状の投球補助具「ランプ」を使ったりする。ランプを調整する「ランプオペレーター」は選手の指示に従うが、助言やコートを振り返る行為は禁止されている。用具や支援があっても、競技上の判断は選手自身が担う仕組みである。

■音を頼りにする競技では、観客にも役割

視覚障害のある選手が競うゴールボールでは、選手が目隠しを着け、鈴の入ったボールの音などを頼りに攻守を行う。JPCは、審判が静粛を求めた後は、観客もプレーが途切れるまで声を出して応援できないと説明している。

必要な工夫は競技によって異なる。メダルの数だけでなく、選手が何を手掛かりに判断し、どのような環境で競技しているかを知ることも、大会を振り返る一つの視点となる。

\\ このニュースをシェアする //
Facebook
X
Threads

関連ニュース

介護・福祉・医療の求人
介護・福祉・医療の求人を探す

職種や勤務地から、

あなたに合った職場を

探せます。

もくじ