大阪市は11月6日、日本電気株式会社(NEC)と介護予防等の推進に関する連携協定を、11月13日に締結すると発表した。市が進める「すかい」プロジェクトの一環として、双方の資源を活用し、介護予防や地域の活性化を進める計画である。
協定に基づく取組の第1弾として、翌14日には高齢者を対象とするウォーキングを予定している。イベントの公式案内では、歩行計測と専門家の助言、歩き方のレッスンを組み合わせる。歩数だけでなく、自分の歩き方を知る機会を地域の介護予防につなげる取組である。
■市の介護予防施策に企業の資源をつなぐ
大阪市の発表によると、連携内容にはNECの「歩行センシング・ウェルネスソリューション」を軸とした介護予防と地域活性化、フレイル予防の推進に役立つ取組などを盛り込む。市は健康寿命の延伸と、地域を活性化するモデルづくりを目指すとしている。
市が掲げる健康寿命の延伸は、今後の取組で目指す目標である。歩行に関する技術をどのように参加者の活動へ生かし、継続につなげていくかが、今後の実施内容を確認するポイントとなる。
■「知る」から参加・継続へつなげる背景
大阪市は2025年4月から、「すこやかに、かいご予防で、いい人生」の頭文字を取った「すかい」プロジェクトを進めている。市の事業説明では、「知る」「始めてみる」「楽しむ」「広げる」の4つを柱とし、情報の周知から活動への参加、取組の広がりまでを扱っている。
このプロジェクトには、民間企業が持つ資源やノウハウを調べ、地域活動や通いの場の充実に生かす取組も位置付けられている。今回のNECとの協定は、こうした市の施策の中で、企業の資源を介護予防へ結び付ける動きといえる。
■11月14日のウォーキングが最初の取組に
市とNECは、11月14日に開催予定の「スマートウェルネスウォーク in 大阪城」で連携し、高齢者向けのウォーキングを実施する予定である。イベントの詳細は、市の発表から案内されている公式ホームページで確認できる。
介護・福祉の現場にとっては、自治体の介護予防施策と、地域で実際に参加できる活動がどう結び付くかを知る事例となる。11月7日時点では協定締結もウォーキングも実施前であり、今後の実施状況や継続的な取組への展開が注目点である。









