- 指先を食い込ませず、手のひらを広く接触させる
- つかむ前に声をかけ、支える場所を伝える
- 皮膚の傷、痛み、麻痺、関節の状態を確認する
- 手だけで引き上げず、介助者の重心移動を利用する
- 緊張や痛みが強くなった場合は支え方を見直す
虫様筋握り
ひとことでいうと
虫様筋握り
虫様筋握りとは、介助者が指先で強く握り込まず、手のひら全体を使ってご利用者様の身体を支える手の使い方です。移乗、起き上がり、更衣、座り直しなどの介助場面で用いられます。
名称は、指の付け根を曲げながら指先を伸ばす働きに関わる虫様筋を意識した手の形に由来します。ただし、特定の筋肉だけで支える技術ではなく、手首、肘、肩、体幹を連動させることが大切です。
強くつかまないことで、皮膚や関節への局所的な圧迫を減らし、ご利用者様の緊張や痛みに配慮しやすくなります。介助者にとっても、指先だけに力を集中させない支え方につながります。
「握る」のではなく面で支える
指先を立てて腕や身体をつかむと、狭い範囲に力が集中します。皮膚が弱い方や痛みのある方では、圧迫や不快感につながることがあります。
虫様筋握りでは、手のひらを広く当て、相手の動きに合わせて支えます。手だけで持ち上げようとせず、介助者の重心移動と大きな関節を使います。
身体のどこを支えるかは、動作と本人の状態によって異なります。麻痺側の肩や痛みのある部位を引っ張らないなど、基本的な安全確認も必要です。
現場で知っておきたいポイント
現場では、手の形だけをまねるのではなく、圧のかかり方とご利用者様の反応を確認します。
虫様筋握りは万能な介助法ではありません。ご利用者様の身体状況や動作能力に合わせ、必要に応じて理学療法士や作業療法士などに介助方法を確認します。
もっと詳しく|関連ブログ
参考情報・参考文献
Kaigo Skills「【介護技術】虫様筋握りとは?上手い介助者ほど力を使わない本当の理由」
虫様筋握りの考え方、介助場面への応用と注意点
参照日:2026年9月23日
Kaigo Skills「虫様筋握りは“握らない支え”|無駄な力が抜けて利用者さんに優しい介助ができる理由」
手の接触方法と介助者の身体の使い方に関する実践情報
参照日:2026年9月23日
