介護業界の求人について|魅力や働き方などポイントを徹底解説

もくじ

はじめに

近年、日本の高齢化が加速する中で、介護業界の人材需要はますます高まっています介護職は「体力的に大変」「忙しい」といった印象を持たれがちですが、実際には「人の役に立てる」「感謝される機会が多い」など、やりがいのある仕事として注目されています。

さらに、未経験・無資格からでも始められる求人も多く、資格取得支援制度や丁寧な研修を用意している職場も増えてきています。そのため、異業種からの転職やブランクのある方でも安心して働き始めることができます。
本ブログでも、転職やブランクのある方でも安心して働くことができるように、特に介護技術面をサポートしていけたらと考えています。YouTube「やしのきチャンネル」でも発信していますので、そちらも併せて見てみて下さい。

▶︎本ブログで介護技術を学ぶ
https://kaigoskills.com/category/kaigo-skills/

▶︎YouTube「やしのきチャンネル」で介護技術を学ぶ
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本記事では、介護業界の求人の探し方や職種ごとの仕事内容、働き方のスタイル、応募時の注意点やポイントなどを分かりやすく解説します。これから介護職を目指す方や、転職を考えている方にとって、自分に合った職場選びのヒントとなる内容をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

介護業界の求人が増えている理由

① 高齢化社会による人材不足

日本の高齢化率は年々上昇しており、それに伴って、介護を必要とするご高齢者の数も急増しています高齢者人口が増える中で、要介護認定を受ける方も増えており、介護サービスの重要性はますます高まっています。

しかしその一方で、介護職員の数が追いつかないという深刻な課題も浮き彫りになっており、多くの介護施設や在宅サービスの現場で人手不足が慢性化しています。このような背景から、介護職の求人は全国的に常に高い需要があり、未経験者や異業種からの転職者も歓迎されるケースが多くなっています。

② 未経験者でも挑戦しやすい

介護業界は、未経験からでも働ける職種が多いのが特徴です。経営側の視点から個人的な見解ですが、人柄ややる気を重視する傾向が強く、「誰かの役に立ちたい」「人と関わる仕事がしたい」という思いを持っている方であれば、経験がなくても歓迎されるケースがほとんどです。

また、初めは無資格・未経験でも、働きながら資格を取得できる制度を設けている施設や企業も増えており、職場のサポートを受けながらスキルやキャリアを積み上げていくことができます。たとえば、「介護職員初任者研修」や「実務者研修」といった基本的な資格の取得費用を会社が一部または全額負担してくれる制度もあります。

こうした仕組みにより、将来的には介護福祉士やケアマネージャーなどの専門職へとステップアップする道も開かれており、長期的なキャリア形成が可能な業界です。

③ 働き方の選択肢が豊富

介護職は、正社員・パート・アルバイト・派遣・夜勤専従など、さまざまな雇用形態や働き方が選べるのが大きな魅力です。週5日のフルタイム勤務で安定収入を目指す方もいれば、家庭や育児と両立しながらパートで働く方、Wワークや副業として夜勤専従で働く方もいます。

特に最近では、シフトの柔軟性や希望休の通りやすさを重視した職場も増えており、ライフスタイルやライフステージに応じて働き方を変えやすい環境が整いつつあります。子育て中の方や、家族の介護をしながら働きたい方にとっても働きやすい業界です。

また、派遣社員として複数の施設で経験を積んだ後、正社員に登用されるケースや、夜勤専従として夜間のみ高収入を狙う働き方など、自分に合ったスタイルを見つけることで、長く続けられる仕事になると思います。

介護職の主な仕事内容

① 施設介護(特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・グループホームなど)

施設で働く介護職は、入居者の生活支援や身体介護が主な業務です。

  • 食事介助
  • 排泄介助
  • 入浴介助
  • レクリエーションの企画・運営
  • ベッドからの移乗や歩行補助
  • 生活支援(洗濯・掃除・買い物など)

施設介護では、チームで協力して働くのが好きな人規則正しい勤務がしたい人多くのご利用者様と関わりたい人に向いています。また、スキルや経験を積みたい方にも適した仕事です。

② 訪問介護(在宅介護)

ご利用者様のご自宅を訪問し、日常生活をサポートする仕事です。

  • 身体介護(入浴・排泄・食事など)
  • 生活援助(掃除・洗濯・調理など)
  • 外出支援(病院の付き添い、買い物同行など)

訪問介護では、ご利用者様との1対1の関係が築きやすく、個別のケアを重視したい人に向いている仕事です。

③ デイサービス(通所介護)

デイサービスは、日中のみ利用する施設で、送迎・入浴介助・食事提供・レクリエーションなどを行います。夜勤がないため、規則正しい生活を送りやすいのが特徴です。

④ 夜勤専従介護

夜間のみ働くスタイルで、短時間で効率よく稼ぎたい人に向いています夜間の見守りや排泄介助、緊急時の対応が主な業務となります。

介護職の働き方と雇用形態

① 正社員

  • 月給制で安定した収入が得られる
  • 昇給・賞与がある
  • 福利厚生がある
  • キャリアアップしやすい
  • スキルアップする機会も多く、社内の研修制度も比較的受けやすい

長期的に介護業界で働きたい方におすすめです。

② パート・アルバイト

  • シフトの融通が利きやすい
  • 未経験者でも始めやすい
  • 正社員登用制度がある施設も多い

家庭やプライベートと両立しながら働きたい方におすすめです。

③ 派遣社員

  • 時給が高め
  • 短期間でいろいろな職場を経験できる
  • 人間関係のしがらみが少ない

フットワークが軽く、柔軟に働きたい方におすすめです。

④ 夜勤専従

  • 1回の勤務で高収入が得られる
  • 少ない勤務日数で生活できる
  • 夜勤明けは自由に過ごせる

短期間で効率よく稼ぎたい人におすすめです。

介護の求人を探す方法

① ハローワーク

全国の介護求人が掲載されており、無料で相談ができます。施設や事業所側も紹介料などの費用がかからないため、優先的に雇用することも少なくないと思います。

② 介護専門の求人サイト

「カイゴジョブ」「介護求人ナビ」などの専門サイトでは、施設や事業所ごとの特徴や口コミも確認でき、職場選びの参考になります。また、求人先からスカウトが来たりするため、数多い就職先でどこに就職しようか迷っている場合は、スカウトの中から選ぶこともひとつの手法です。

③ 施設、事業所のホームページをチェック

気になる施設があれば、直接公式サイトを確認するのもおすすめです。ハローワーク同様に、施設や事業所側も紹介料などの費用がかからないため、優先的に雇用することも少なくないと思います。

④ 知人の紹介やSNS

介護職で働いている知人から紹介を受けると、実際の職場の雰囲気が分かるため、ミスマッチを防げます。
できればこのパターンが、就職者も企業側も一番望ましいですよね。

介護職の求人に応募する際のポイント

① 自分に合った職場を選ぶ

  • 施設の雰囲気や人間関係は大切なので、可能であればまず見学をしておく。
  • 夜勤の有無、残業の多さ、給与、福利厚生をしっかり確認する。
  • 場所も大切。通勤時間や通勤方法もしっかり確認しておく。車通勤では、実際の通勤時間に渋滞していないかを確認しておくと安心。

② 応募書類をしっかり準備する

  • 履歴書は丁寧に記入し、誤字脱字に注意する。
  • 志望動機は具体的に書く(「人と関わる仕事がしたい」「資格を活かしたい」など)。
  • 特に未経験者の場合は、なぜこの業界に興味を持ったのかを書いておくこと。(書いていなくても面接で絶対に聞かれます)

③ 面接対策をする

  • 介護職は「人柄重視」なので、明るくハキハキと話すことが大切。
  • 志望動機や長所・短所をしっかり伝えられるように準備する。特に長所。
  • 「聞きたいことはありませんか?」と必ず聞かれるため、質問をいくつか用意しておくこと。

まとめ

介護職の求人は非常に豊富で、正社員・パート・派遣・夜勤専従など、多様な働き方から自分に合ったスタイルを選ぶことができます。

  •  未経験からでも始めやすい!
  • 夜勤専従・短時間パートもOK!
  • 人と接することが好きな方に最適!

求人を選ぶ際は、給与やシフトだけでなく、「施設の雰囲気」や「人間関係」「研修制度」なども重要なチェックポイントです。長く安心して働ける職場を見極めましょう。

「介護の仕事に興味はあるけど不安…」という方も、まずは求人情報を見たり、施設見学をしたり、現場のリアルを知ることから始めてみてください。

当ブログでは、介護技術や現場で役立つ知識を分かりやすく発信し、介護の仕事に対する不安を解消できる情報提供を心がけていきます。今後は、転職サイトやおすすめ求人の情報も随時更新していく予定ですので、ぜひチェックしてください。

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この記事を書いた人

訪問看護ステーション2事業所、福祉用具貸与事業所1事業所を運営している理学療法士です。
YouTube「やしのきチャンネル」では介護技術を発信し、現在チャンネル登録者数は15万人を超えています。また、「からだをいたわる介護術」を出版し、介護現場で役立つ知識を広めています。

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