もう限界…と感じた介護職の方へ|辞める前に知ってほしい5つのこと

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もくじ

はじめに

「もう限界かもしれない」

そう感じながらも、

  • 自分が弱いだけなのか
  • もう少し頑張るべきなのか
  • 辞めたら後悔するのではないか

そんな気持ちが頭をぐるぐるして、
何も決められずに毎日をやり過ごしていませんか。

介護の仕事は、やりがいや責任感が強い分、「限界」を感じても簡単に口に出せない職種です。

ですが、「もう限界…」と感じるのには理由があります。
それは決して甘えではありません。

この記事では、介護職として働く中で本当に限界が近づいているサインや、
辞める・辞めないを決める前に知っておいてほしい考え方をお伝えします。

今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。
まずは、あなた自身の状態を一度立ち止まって整理してみてください。

介護職で「もう限界」と感じるのは珍しくない

介護の仕事をしていると、

「自分だけがつらいのではないか」
「みんなもっと頑張っているのではないか」

そう思ってしまいがちです。

ですが実際には、介護職の多くが一度は「もう限界かもしれない」と感じています。

  • 人手不足の中での業務量の増加
  • 休みづらい職場環境
  • ご利用者様やご家族との関係
  • そして職員同士の人間関係

これらが重なれば、
心も体もすり減ってしまうのは自然なことです。

「限界を感じる=向いていない」
というわけではありません。

むしろ、責任感を持って真剣に仕事と向き合ってきた人ほど、限界を感じやすいのが介護の仕事だと思います。

まずは、今のあなたの状態が特別ではないことを知っておいてください。

「もう限界…」と感じたときに起こりやすい変化

「もう限界かもしれない」と感じ始めたとき、
多くの介護職の方に共通して起こる変化があります。

それは、ある日突然崩れるというより、
少しずつ、気づかないうちに進んでいくものです。

例えば、以前は気にならなかったことに強いストレスを感じるようになったり、
仕事のことを考えるだけで気持ちが重くなったり。

出勤前に動悸がしたり、休みの日も仕事のことが頭から離れず、
「休んだはずなのに疲れが取れない」
そんな状態が続くこともあります。

また、ご利用者様や同僚に対して余裕を持って接することができなくなり、
自分でも「らしくないな」と感じる言動が増えてくることも少なくありません。

それでも多くの方は、

「まだ大丈夫」
「もっと大変な人もいる」

と自分に言い聞かせてしまいます。

しかし、こうした変化は心と体が出している大切なサインです。
無理を重ねることで、
さらに状態が悪化してしまうこともあります。

「もう限界…」と感じたときに起こる変化は、
決して弱さではありません。
今の働き方や環境を見直すタイミングが近づいていることを教えてくれているだけなのです。

限界を我慢し続けるとどうなるか

「もう少し頑張れば何とかなる」
「今辞めたら迷惑がかかる」

そう思いながら、
限界を感じても働き続けてしまう介護職の方は実際に多く見てきましたし、決して少なくありません。

ですが、限界を我慢し続けた先に待っているのは、
必ずしも“慣れ”や“乗り越えた実感”ではありません。

心の余裕がなくなった状態が続くと、

  • 仕事への意欲が下がり
  • ミスが増えたり
  • これまで普通にできていたことがつらく感じる

そうなることがあります。

また、慢性的な疲労やストレスは、
不眠食欲不振頭痛、胃腸の不調など、
身体的な不調として現れることもあります。

それでも無理を重ねてしまうと、
ある日突然、

  • 「もう本当に動けない」
  • 「職場に行こうとすると涙が出る」

といった状態になることも珍しくありません。

ここまで追い込まれてしまうと、休職や退職を考えたくても、
冷静に判断する余裕すら持てなくなってしまいます。

大切なのは、
“完全に壊れてしまう前”に気づくことです。

「もう限界かもしれない」と感じている今は、
決して遅すぎるタイミングではありません。
むしろ、自分を守るために立ち止まることができる最後のチャンスとも言えます。

辞める・辞めないの前にやってほしいこと

「もう限界…」と感じたとき、
すぐに辞めるか、我慢するかを決める必要はありません。

大切なのは、感情だけで結論を出してしまう前に、
一度立ち止まって整理することです。

ここでは、介護職として働くあなたに
辞める前に知っておいてほしい5つのことをお伝えします。

① 限界を感じている原因を言葉にする

まずやってほしいのは、
「何が一番つらいのか」をはっきりさせることです。

  • 業務量なのか
  • 人間関係なのか
  • 給与や将来への不安なのか

理由が曖昧なままだと、
辞めても「結局また同じことで悩む」という状況になりかねません。

紙に書き出す、スマホのメモに残すなど、
形にして整理するだけでも、気持ちは少し落ち着きます。

② 今の職場が「介護のすべて」ではない

今の環境がつらいと、

「介護の仕事自体がもう無理なのかも」

と思ってしまいがちです。

ですが、介護の現場は事業所や上司、体制によって働きやすさが大きく異なります。

同じ介護職でも、
無理なく続けられている人がいるのは、
環境が違うからです。

「今の職場が合っていないだけ」という可能性があることを、
知っておいてください。

また、一言で「介護の仕事」と言っても色々な介護の現場の種類があります。
▼こちらの記事も参考に読んでみてください。

介護業界の求人について|魅力や働き方などポイントを徹底解説

③ 心と体のサインを軽く見ない

不眠や食欲不振、気分の落ち込みなど、
心や体に出ている変化は、
決して気のせいではありません。

「まだ動けているから大丈夫」
と思って無理を続けるほど、回復には時間がかかってしまいます。

介護の仕事は、人を支える仕事です。
その前に、自分自身が守られている状態であることが何より大切です。

④ 辞めることは「逃げ」でも「負け」でもない

介護職の方ほど、
責任感が強く、
「途中で投げ出してはいけない」と自分を追い込んでしまいます。

ですが、環境を変えることは逃げではありません。
自分の人生を守るための選択のひとつです。

続けることだけが正解ではなく、
一度離れる、別の道を選ぶことも、
立派な判断です。

⑤ 情報収集だけはしておく

今すぐ転職しなくても構いません。
ですが、情報を持っているかどうかで、
気持ちの余裕は大きく変わります。

  • 他にどんな働き方があるのか
  • 条件はどれくらい違うのか
  • 自分でも通用するのか

知るだけでも、
「ここしかない」という思い込みから少し自由になれます。
「いつで転職できる」そう思える余白があるからこそ、人は追い詰められず、冷静に判断できるのです。

もし、
「これは本当に転職を考えるべき状態なのか」
迷っている方は、まずこちらの記事で自分の状態をチェックしてみてください。

▶介護職が転職を考えるべきサイン7つ|「まだ大丈夫」と思っている人へ

情報収集は「逃げ」ではない

転職サイトを見ることや、
求人情報を調べることに、
罪悪感を持つ必要はありません。

それは、
「辞める」と決めた行動ではなく、自分の選択肢を増やす行動です。

今の職場で続けるにしても、
別の道を選ぶにしても、
情報を持ったうえで決めた方が、後悔は少なくなります。

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(※情報収集だけでもOK)

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まとめ

「もう限界…」と感じるのは、弱いからではありません。

それだけ、これまで真剣に、
介護の仕事と向き合ってきた証拠です。

大切なのは、自分を責めることではなく、
これからどうするかを少しずつ考えていくこと。

今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。
まずは、自分を守る選択肢があることを知るところから始めてください。

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この記事を書いた人

介護に関わる全ての人へ。
心あるケアは、技術にできる。
理学療法士が現場で培った“考え方と介護技術”を伝える実践ブログです。

合同会社やしのき 代表
理学療法士/訪問看護ステーション・福祉用具貸与事業所を運営。
現場での経験をもとに、
・介護技術を YouTube(登録者15万人) で発信。
・介護分野の書籍出版にも携わる。
・CayluBase(ケイルベース) を運営。
(居宅介護サービス事業所向けに事務・帳票・運営を支える)

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