はじめに

「ちゃんと使っているのに、なぜか漏れてしまう…」
そんな悩みを感じたことはありませんか?
- 何度も漏れてしまう
- 夜中に交換で何度も起きるのがつらい
- ご利用者様が嫌がってしまう
在宅介護の中でも、排泄ケアは身体的にも精神的にも負担が大きい場面です。
そして実はこの悩み、
「おむつやパッドの選び方」が原因になっているケースがとても多いのです。
吸収量やサイズ、使い方が少しズレているだけで、
- 漏れやすくなる
- ムレや不快感が増える
- 結果として拒否につながる
といった悪循環に陥ってしまいます。
👉つまり、
「正しく選ぶこと」がそのまま負担軽減につながるということです。
この記事では、訪問看護の現場視点から
- おむつ・パッドの正しい選び方
- よくある失敗とその対策
- 実際に使いやすいおすすめ商品
をわかりやすく解説していきます。



「漏れないようにしたい」だけでなく、
ご利用者様も介助者も“少し楽になる”ためのヒントをお伝えします。


なぜ、おむつ・パッドで失敗するのか



「ちゃんと使っているのに漏れる…」
その原因は、商品そのものではなく“選び方と使い方のズレ”にあることが多いです。
おむつ・パッドは、身体状況や使い方に合っていないと、本来の性能を発揮できません。
ここでは、現場でよく見られる“失敗の構造”を解説します。
吸収量のミスマッチ



「とりあえず多く吸うものを選べば安心」
そう思われがちですが、実はそうではありません。
- 吸収量が少ない → 当然、漏れやすい
- 吸収量が多すぎる → ゴワつき・ズレの原因になる
特に吸収量が多いものは厚みが出るため、
身体とのフィット感が悪くなり、隙間ができやすくなります。
大切なのは
“必要な分だけしっかり吸収する”適切な容量を選ぶことです。
体型・体位に合っていない
隙間=漏れの原因
おむつやパッドは、「体にフィットして初めて機能する」ものです。
- やせ型で隙間ができる
- お尻の形に合っていない
- 横向きで寝ることが多い
こうした状態では、どれだけ吸収力があっても
尿が横や後ろに流れてしまい、漏れにつながります。
特に注意したいのは
“体位(寝方・姿勢)に合っているか”です。
使い方の問題(当て方・重ね方)
現場で一番多いのが、この「使い方」の問題です。
- パッドがずれている
- ギャザー(立体部分)が立っていない
- おむつとパッドの位置が合っていない
こういった状態では、
吸収する前に漏れてしまうということが起きます。
また、
- パッドを何枚も重ねる
- 逆向きに当てている
といったケースも、意外とよく見られます。
正しく当てるだけで、漏れが改善することも多いです。
ここが重要
おむつ・パッドのトラブルは、
「商品が悪い」のではなく
“選び方 × 体との相性 × 使い方”のズレ
で起きています。



この3つを整えるだけで、
漏れ・ムレ・負担は大きく改善できます。
次に、まずは基本となる構造を理解していきましょう。
おむつ・パッドの基本構造
おむつやパッドは種類が多く、初めて選ぶ方にとっては分かりにくいものです。
ですが、基本の構造を理解するだけで「失敗しにくい選び方」ができるようになります。
ここでは、最低限押さえておきたいポイントを解説します。
テープ式とパンツ型の違い
まず大きく分けて、おむつには2つのタイプがあります。
テープ式
- 寝た状態で交換する前提
- しっかり固定できる
- 漏れにくい
寝たきりの方、介助が必要な方に適しています
パンツ型
- 自分で履ける
- トイレ動作に対応しやすい
- 動きやすい
歩ける方、トイレに行ける方に向いています
ポイントは
「動けるかどうか」で選ぶのが基本です。
無理にパンツ型にすると漏れやすくなり、
逆にテープ式だと自立を妨げてしまうこともあります。
パッドの役割
吸収+交換頻度を減らす
パッドは、おむつの中に入れて使う“吸収補助”のアイテムです。
- 尿をしっかり吸収する
- おむつ本体の汚れを防ぐ
- 交換回数を減らす
結果として
介助者の負担軽減+コスト削減につながります。
また、パッドを使うことで
- 夜間は大容量パッド
- 日中は軽めのパッド
といったように、シーンごとの使い分けができるのもメリットです。
吸収量の見方
何回分=どれくらい?
パッケージに書かれている「◯回分吸収」という表記、
実は少し注意が必要です。
一般的には
1回=約150〜200ml程度
つまり
- 3回分 → 約450〜600ml
- 5回分 → 約750〜1000ml
というイメージです。
ここで大事なのは
「実際の排尿量」と「使用時間」を考えること
例えば
- 夜間(長時間) → 多めの吸収量が必要
- 日中(こまめに交換) → 過剰な吸収は不要
ここがポイント
おむつ・パッドは
- 種類(テープ・パンツ)
- 役割(パッドの使い方)
- 吸収量の理解



この3つを押さえるだけで、
“なんとなく選ぶ状態”から抜け出せます。
次は、実際に失敗しない選び方を解説していきます。


失敗しない選び方
おむつ・パッド選びで大切なのは、
「なんとなく良さそう」ではなく、“使う場面に合わせて選ぶこと”です。
① 使用シーンで選ぶ(最重要)
まず一番重要なのが「いつ使うか」です。
日中
- こまめに交換できる
- 動く機会が多い
軽め・動きやすさ重視
夜間
- 長時間交換できない
- 排尿回数が増えることもある
吸収量を最優先
ポイントは、
夜間は「漏れないこと」が最優先です。
多少の厚みよりも、安心して眠れることを優先しましょう。
② 体型・動きで選ぶ
次に重要なのが「身体の状態」です。
- 寝たきり → テープ式+パッド
- 座位中心 → フィット感重視
- 歩ける → パンツ型
また、同じ方でも
- 日中はパンツ型
- 夜間はテープ式
といった使い分けも非常に有効です。
③ 吸収量で選ぶ
「多く吸う=安心」と思われがちですが、
実はそれが失敗の原因になることもあります。
- 厚すぎてズレる
- ゴワついて違和感
- 隙間ができて逆に漏れる
大切なのは
“必要な分だけ適切に吸収すること”
使用時間と排尿量をイメージして、
過不足ない吸収量を選ぶことが重要です。
④ 肌トラブル対策で選ぶ
排泄ケアで見逃せないのが「肌への影響」です。
- ムレやすい
- かぶれやすい
- 赤みやかゆみが出る
ポイントは、
肌トラブルは一度起きると長引きます。
予防の視点で選ぶことが大切です。
⑤ 交換のしやすさ(介助者視点)
最後に重要なのが「介助者の負担」です。
- テープの止めやすさ
- パッドの入れやすさ
- ズレにくさ
これらが悪いと
- 交換に時間がかかる
- ストレスが増える



現場では
「使いやすい=続けられる」
これが非常に重要です。
ここが結論
おむつ・パッド選びは
- 使用シーン
- 身体状態
- 吸収量
- 肌
- 介助のしやすさ
この5つで決まります。



このポイントを押さえれば、
“なんとなく選ぶ”から“根拠ある選択”に変わります。
次は、この条件を満たしたおすすめ商品を比較していきます。
【比較表】おすすめパッド



「結局どれを選べばいいの?」
ここで解決!
| 商品 | 吸収力 | ムレにくさ | 交換しやすさ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ライフリー 一晩中安心さらさらパッド | ◎ | ○ | ○ | 夜間最強 |
| アテント 夜1枚安心パッド | ◎ | ○ | ◎ | 介助しやすい |
| ネピアテンダー やさしいパッド | ○ | ◎ | ○ | 肌に優しい |
| リフレ 安心パッド | ◎ | △ | ○ | コスパ重視 |
| ライフリー さわやかパッド 軽い尿もれ用 | △ | ◎ | ◎ | 動ける方向け |
迷ったらこれ
夜間の漏れ対策ならこれ一択
→ ライフリー 一晩中安心さらさらパッド
選び方の最短ルート
- 夜間の漏れを防ぎたい → ①
- 介助を楽にしたい → ②
- 肌トラブル対策 → ③
- コストを抑えたい → ④
- 日中・自立支援 → ⑤
このあと、それぞれの特徴と使い分けを詳しく解説していきます。
おすすめパッド5選
① 夜間特化タイプ(最重要)
ライフリー 一晩中安心さらさらパッド ウルトラ
漏れ対策
夜間は交換回数が限られるため、とにかく吸収力が重要です。
このパッドは長時間でもしっかり吸収できる設計で、朝まで安心して使えるのが最大の強み。
- 圧倒的な吸収量
- 夜間の交換回数を減らせる
- 睡眠の質を保てる
- やや厚みがある
- 日中使用にはオーバースペック
おすすめの人
- 夜間の漏れに悩んでいる方
- 交換回数を減らしたい方



「夜の交換回数を減らしたい方に」
② 交換しやすいタイプ
アテント 夜1枚安心パッド
介助者向け
広げやすく、当てやすい設計で、交換のしやすさが抜群。
忙しい現場や在宅介護でもストレスなく使えます。
- 装着しやすい
- ズレにくい
- 介助時間の短縮につながる
- 吸収力は夜専用モデルよりやや控えめ
おすすめの人
- 交換の手間を減らしたい方
- 介助負担を軽減したい方



「介助の負担を減らしたい方に」
③ 肌トラブル対策タイプ
ネピアテンダー やさしいパッド
かぶれ防止
通気性とやわらかい素材で、ムレやかぶれを防ぎやすい設計。
肌トラブルが気になる方には最優先で検討したいタイプです。
- ・ムレにくい
- ・肌への刺激が少ない
- ・長時間使用でも安心
- 吸収力はややマイルド
👉 おすすめの人
- 肌が弱い方
- かぶれが出やすい方



「肌トラブルを防ぎたい方に」
④ コスパ重視タイプ
リフレ 安心パッド
複数運用
価格を抑えながら使えるため、日中のこまめな交換や複数枚運用に最適。
- 価格が安い
- 枚数を使いやすい
- コスト管理がしやすい
- 耐久性や吸収力は商品による
おすすめの人
- コストを抑えたい方
- 日中メインで使いたい方



「まずは試したい方に」
⑤ 動ける方向けタイプ(軽量パッド)
ライフリー さわやかパッド
動ける方向け
歩ける方やトイレに行ける方には、
厚すぎない軽量パッドが最適です。
違和感が少なく、普段の生活に近い感覚で使えるため、
「履きたくない」という拒否感を減らせるのが大きなメリットです。
- 薄くて違和感が少ない
- 動きやすい
- 日常生活に取り入れやすい
- 吸収量は少なめ
- 夜間には不向き
おすすめの人
- 歩行可能な方
- 軽度の尿もれがある方
- 自立を維持したい方



「自立した生活を続けたい方に」
【比較表】おすすめおむつ3選



「どのおむつを選べばいいか」
「自分に合うおむつ」がすぐわかるように整理しています
| 商品 | タイプ | 吸収力 | 使用シーン | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| アテント テープ式おむつ | テープ式(基本) | ○ | 日中・基本ケア | 使いやすくコスパ◎ |
| ライフリー うす型軽快パンツ | パンツ型 | ○ | 歩ける・自立支援 | 動きやすく違和感少ない |
| アテント 夜1枚安心テープ式 | テープ式(夜間特化) | ◎ | 夜間・長時間 | 圧倒的吸収力で漏れ防止 |
迷ったらこれ
👉 寝たきりで日中メインなら
→ アテント テープ式おむつ
👉 歩ける方・自立を維持したいなら
→ ライフリー うす型軽快パンツ
👉 夜間の漏れが不安なら
→ アテント 夜1枚安心テープ式
選び方の最短ルート
夜間 → 高吸収タイプ(③)
日中・基本 → テープ式(①)
動ける → パンツ型(②)
このあと、それぞれの特徴を詳しく解説していきます👇
おすすめおむつ3選
① テープ式(寝たきり向け)
アテント テープ式おむつ
しっかり固定・漏れ防止
- 寝たまま交換しやすい
- フィット感が高い
おすすめの人
- 寝たきりの方



「しっかり漏れを防ぎたい方に」
② パンツ型(自立支援)
ライフリー うす型軽快パンツ
動ける方向け
- 自分で履ける
- 動きやすい
おすすめの人
- 歩ける方・トイレに行ける方



「自立をサポートしたい方に」
③ 高吸収タイプ(夜間対応)
アテント 夜1枚安心テープ式
夜間の安心
- 長時間対応の高吸収設計
- 横モレ防止構造あり
- 寝たままでもしっかりフィット
- 夜間でも漏れにくい
- 交換回数を減らせる
- 安心して睡眠がとれる
- やや厚みがある
- コストはやや高め
おすすめの人
- 夜間の漏れに悩んでいる方
- 寝たきりで交換回数を減らしたい方



「夜も安心して過ごしたい方に」
よくある失敗
おむつ・パッドは、正しく選べば負担を大きく減らせます。
しかし実際には、ちょっとしたズレで「漏れる・ムレる・続かない」状態になっているケースが多いです。
ここでは、現場でもよくある失敗と対策をまとめます。
吸収量だけで選んでしまう



「とにかくたくさん吸うものを選べば安心」
これはよくある誤解です。
- 厚すぎてズレる
- ゴワついて違和感が出る
- 隙間ができて逆に漏れる
対策
- 使用時間(昼 or 夜)で選ぶ
- 必要な分の吸収量に合わせる
サイズ・体型に合っていない
隙間=漏れの原因
- ウエストがゆるい
- 太もも周りに隙間がある
- 体型にフィットしていない
対策
- サイズ表を必ず確認
- 体型に合うメーカーを選ぶ
パッドの使い方が間違っている
実はかなり多い
- ギャザー(立体部分)が立っていない
- 位置がズレている
- 何枚も重ねてしまう
対策
- ギャザーをしっかり立てる
- 正しい位置に当てる
- 重ねすぎない
本人に合っていない(拒否される)
継続できない問題
- 見た目が気に入らない
- 違和感が強い
- 履きにくい
対策
- できるだけ自然な見た目を選ぶ
- 動きやすさ・快適性も重視する
ここが重要
おむつ・パッドの失敗は
商品の問題ではなく
「選び方と使い方のズレ」
で起きています。
このズレを修正するだけで、
- 漏れが減る
- 交換回数が減る
- 介助の負担が軽くなる
といった変化が期待できます。
まとめ
おむつ・パッド選びで、介護の負担は大きく変わります。
「漏れる」「ムレる」「嫌がられる」
こうした悩みの多くは、選び方と使い方を少し見直すだけで改善できる可能性があります。
今回のポイントを整理すると👇
- 使用シーン(昼・夜)で選ぶ
- 体型や動きに合わせる
- 吸収量は“適切な量”を選ぶ
- 肌トラブルにも配慮する
- 介助しやすさも重要
この5つを押さえるだけで、
“なんとなく選ぶ”状態から抜け出せます。



また、おむつ・パッドは
1種類で全てを解決するものではありません。
- 夜は高吸収タイプ
- 日中は軽めタイプ
- 状態に応じて使い分ける
これが最も効果的です。
そして何より大切なのは👇
「無理をしない環境をつくること」
排泄ケアは毎日の積み重ねです。
だからこそ、少しでも負担を減らす工夫が重要になります。
完璧を目指す必要はありません。
まずは1つ、見直すところからで大丈夫です。
その一歩が、
- 漏れの不安を減らし
- 夜間の負担を軽くし
- ご利用者様と介助者、どちらにとっても楽な環境につながります
今日から、“漏れない環境”を整えていきましょう。











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